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按等级读原创短文:点生词看意思,听整段朗读,读完做理解题。
「分かりやすさ」という罠
“通俗易懂”这个陷阱 · N1 阅读 · 评论
本篇语法:~嫌いがある(有……的倾向(不好))、~といえども(即使……也)、~にとどまらず(不仅限于……)、~ばそれまでだ(……就完了)、~とはいえ(虽说……但是……)
近年、何事につけ「分かりやすさ」が求められる。ニュースは図や短い見出しで要点だけを示し、専門書にも「三分で分かる」といった題が並ぶ。情報があふれる時代にあって、短時間で要点をつかみたいという要求が生まれるのは当然であろう。
近年来,凡事都追求“通俗易懂”。新闻用图表和简短的标题只展示要点,专业书也排满了“三分钟看懂”之类的书名。在信息泛滥的时代,产生想在短时间内抓住要点的需求,也是理所当然的吧。
しかし、分かりやすく加工された情報ばかりに触れていると、人は複雑なものを複雑なまま受け止める力を失う嫌いがある。世の中の問題の多くは、白か黒かで割り切れるものではない。にもかかわらず、単純な説明に慣れた人は、分かりにくいというだけで考えることをやめてしまいかねない。
但是,如果只接触被加工得通俗易懂的信息,人往往会失去把复杂的事物当作复杂事物来接受的能力。世上的很多问题,并不是非白即黑就能简单区分的。尽管如此,习惯了简单解释的人,可能仅仅因为难懂就放弃思考。
分かりやすさそのものが悪いわけではない。専門家といえども、知識を一般に伝える努力は欠かせないし、それは社会にとっての利益にとどまらず、学問そのものを豊かにもする。問題は、受け手が「分かった」と感じた瞬間に思考を止めてしまうことにある。
通俗易懂本身并不是坏事。即使是专家,向大众传达知识的努力也是不可或缺的,这不仅对社会有益,也会让学问本身更加丰富。问题在于,接收者在感到“懂了”的那一瞬间就停止了思考。
例えば、ある薬が「効く」という記事を読んだとしよう。見出しだけを見れば、誰にでも効くかのように思える。しかし本文を読み進めると、効果が確認されたのは特定の年齢層に限られ、副作用の報告もあることが分かる。分かりやすさと引き換えに削られるのは、こうした「ただし書き」なのである。そして判断を誤らせるのは、往々にしてその削られた部分だ。
比如,假设读到一篇报道说某种药“有效”。只看标题,会觉得好像对谁都有效。但继续读正文就会发现,效果得到确认的仅限于特定年龄层,还有副作用的报告。为了通俗易懂而被删减的,正是这样的“但书”。而导致判断失误的,往往恰恰是那些被删减的部分。
要約は入り口にすぎない。入り口で満足してしまえばそれまでだ。とはいえ、すべてを原典にあたって確かめる時間は誰にもない。せめて関心のある一つの分野だけでも、分かりにくさに耐えて深く読む習慣を持ちたいものである。
摘要只不过是入口。如果在入口就满足了,那也就到此为止了。话虽如此,谁都没有时间把所有东西都去查原典确认。至少在一个自己感兴趣的领域里,希望能养成忍耐难懂、深入阅读的习惯。